There's only us. There's only this.
Forget regret, or life is yours to miss.
No other road, No other way.
NO DAY BUT TODAY.
---from 『RENT』, Dear Mr.Jonathan Larson---
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1984/06/09
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そんなこの世が大好きなのさ!
一人の若造が社会に飛び出しました。
そんな男のすなる日記・・・
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Sat.06/07. 2008
今日は何をしようかなって、いつものようにネットで情報を見ていたら、目黒で「フランス近代絵画展-モネ、ルノワール、からピカソ」というのがあったので行ってみました。
場所は・・・

松岡美術館というところです。
庭園美術館の入り口をちょっと抜けて、おしゃれな外苑西通り(シロガネーゼ!)を少し歩いたところにある、ひっそりとしたたたずまいの小さな美術館でした。
お目当ては、モネ、シスレーやシニャック、印象派。
あの対象と背景に境があるようでない世界の見方いいですよね。
そして、絵の中の人影を見つけると、シュッと世界が引き締まる感じ。
絵とか、やっぱり全然わからない部分が多いし、作家の背景を知ってるだけでももっと幅広い鑑賞の仕方もできるんだろうけど、ただ見るだけってのもいいものです。
ルノワールはいまいちぴんと来なかったけど、モネはよかった。
でもそれ以外にも、じっくり見てると面白い絵が多くて、西洋絵画だけでも20点くらいしかなかったのですが、なかなか楽しい時間を過ごせました。
で、今日特筆したいことはシャガールの絵。
4点あったのだけど、どれもが愛の悲しみ、愛の記憶に満ち溢れていて、なんだか見ていてとっても切なくなりました。
シャガールっていうと、なんかキザな人がまず名前を挙げるような名前とか、不思議な動物がいっぱいでてくるようなイメージだけでまともに見たことがなかったけど、イメージががらっと変わりました(ってかもともとのイメージがなんと貧相なことでしょう・・・)
シャガールって、実はロシア系ユダヤ人なのですね。ナチスの迫害を受けたり、アメリカ亡命を経て、フランス国籍を得てからフランス名になったっぽいですが、ロシア名・ベラルーシ名もあるらしいです。
で、恐らく彼にとって最大の転機となったのは愛妻の死。
展示されていた4点はその死から再婚までに書かれた年代だったので、愛妻の死の悲しみから描いた絵だったのでしょう。
「求婚者」「パリ賛歌」「青い鳥」「画家と女」・・・名前だけ聞くと希望に満ち溢れてそうなのに、よく見ると必ず女性の姿が描かれている。
おそらく自画像であるだろう男性が、その女性と抱き合っていたり、女性にむかってカンバスを向けていたり、描いている絵から女性が飛び出してきていたり・・・遠目から見るとわからないくらい背景に隠れて描かれている。
いかに亡き妻の姿を絵に描くことにより、愛の記憶を残そうとしていたか、その純粋な気持ちが伝わってくるようで、本当に切なくなった。
解釈があっているかどうかは別にして、画家がどういう想いで書いたかを想像するといたたまれなくなる。
先ほど、ネットを調べていたら、こんな言葉に出くわしました。
『私はニヒリズムを好まない。確かに人生は暗く悲しい。
しかし芸術は愛によって悲哀を歓喜に変えるのだ。
ジョットーの絵やモーツアルトの音楽のように。』
とある会談の、シャガールの言葉です。
なんだか、とっても好きになりました。
芸術って、素敵ですね。
場所は・・・
松岡美術館というところです。
庭園美術館の入り口をちょっと抜けて、おしゃれな外苑西通り(シロガネーゼ!)を少し歩いたところにある、ひっそりとしたたたずまいの小さな美術館でした。
お目当ては、モネ、シスレーやシニャック、印象派。
あの対象と背景に境があるようでない世界の見方いいですよね。
そして、絵の中の人影を見つけると、シュッと世界が引き締まる感じ。
絵とか、やっぱり全然わからない部分が多いし、作家の背景を知ってるだけでももっと幅広い鑑賞の仕方もできるんだろうけど、ただ見るだけってのもいいものです。
ルノワールはいまいちぴんと来なかったけど、モネはよかった。
でもそれ以外にも、じっくり見てると面白い絵が多くて、西洋絵画だけでも20点くらいしかなかったのですが、なかなか楽しい時間を過ごせました。
で、今日特筆したいことはシャガールの絵。
4点あったのだけど、どれもが愛の悲しみ、愛の記憶に満ち溢れていて、なんだか見ていてとっても切なくなりました。
シャガールっていうと、なんかキザな人がまず名前を挙げるような名前とか、不思議な動物がいっぱいでてくるようなイメージだけでまともに見たことがなかったけど、イメージががらっと変わりました(ってかもともとのイメージがなんと貧相なことでしょう・・・)
シャガールって、実はロシア系ユダヤ人なのですね。ナチスの迫害を受けたり、アメリカ亡命を経て、フランス国籍を得てからフランス名になったっぽいですが、ロシア名・ベラルーシ名もあるらしいです。
で、恐らく彼にとって最大の転機となったのは愛妻の死。
展示されていた4点はその死から再婚までに書かれた年代だったので、愛妻の死の悲しみから描いた絵だったのでしょう。
「求婚者」「パリ賛歌」「青い鳥」「画家と女」・・・名前だけ聞くと希望に満ち溢れてそうなのに、よく見ると必ず女性の姿が描かれている。
おそらく自画像であるだろう男性が、その女性と抱き合っていたり、女性にむかってカンバスを向けていたり、描いている絵から女性が飛び出してきていたり・・・遠目から見るとわからないくらい背景に隠れて描かれている。
いかに亡き妻の姿を絵に描くことにより、愛の記憶を残そうとしていたか、その純粋な気持ちが伝わってくるようで、本当に切なくなった。
解釈があっているかどうかは別にして、画家がどういう想いで書いたかを想像するといたたまれなくなる。
先ほど、ネットを調べていたら、こんな言葉に出くわしました。
『私はニヒリズムを好まない。確かに人生は暗く悲しい。
しかし芸術は愛によって悲哀を歓喜に変えるのだ。
ジョットーの絵やモーツアルトの音楽のように。』
とある会談の、シャガールの言葉です。
なんだか、とっても好きになりました。
芸術って、素敵ですね。
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無題
高校の頃、平日に学校さくっとさぼって滋賀の美術館にシャガールの版画展見に行って好きになった。
で、フランスのニースのシャガール美術館に行って、すごく感動した。
ただ、俺はルノワールが好きです・・。
で、フランスのニースのシャガール美術館に行って、すごく感動した。
ただ、俺はルノワールが好きです・・。